墨出しは日本で古くから使用されている技術

建築物を建てるとき、現場には多くの専門的な技術を持つ職人やスタッフが出入りし、図面通りに精密に建てられて工事が進んでいきますが、そのためにも必要な作業の一つが建築測量です。

建築測量は、工事や建築を行う際にこれから建物を建てる土地の位置や面積、形状、高さなどの条件を精密に測量を行い記録を行う作業のことをいいます。建築測量がきちんとできているからこそ、設計や実際の施工作業が進んでいくなど工事を行うために必須の重要な作業行程といえます。

建築測量において墨出しという言葉が使われることがありますが、墨出しは作られた設計図をもとに施工する図面の情報を実際の現場に忠実に記し、書き出すことで施工の目印を書いていく作業のことをいいます。

墨出しは日本で平安時代（※諸説あります）など古くから行われてきた技術で、伝統的で歴史のある技法といえます。墨出しによって現場に印をつけることで現場に設計図に記載されている高さ、角度、幅などの情報を原寸大に反映・再現させることができます。

墨出しの技術は建築や建設に関わる職種としては特殊といえるかもしれませんが、現場で必要となるスペシャリストであり欠かせない人材です。

神奈川県を中心とした関東のエリアにて、建築測量や墨出しのことならお気軽にお問い合わせください。